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国際情勢を動かす北朝鮮産ウラニウム

 核開発疑惑に関連して、北朝鮮の鉱物資源についての新たな分析結果が判明した。分析を行なったのは、韓国の戦略問題研究所。軍事筋によると、北朝鮮にはほぼ国内全域にわたって約三千万トンに達する良質のウラニウムが埋蔵されていることが、確認されたという。「採掘可能なウラニウムは、数百万トン。現在でも、一日、…

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CIAの中国情報に不満を募らせる米議会

 ブッシュ政権の対中政策をめぐって、米中央情報局(CIA)と議会が小競り合いを繰り返している。 上院情報特別委員会をはじめ議会内の中国関連議員は、先の米中軍用機接触事故当時にCIAが提供した情報があまりにも楽観的で、結局二十四名の乗務員帰還に多くの時間を浪費しなければならなかったと非難している。最…

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情報分析力を鍛える外務省「地域研究会」

それは、長年、情勢分析に携わってきたある大使の、一通の手紙から始まった。外務省の情報のプロたちが積み重ねている、地道な努力をレポートする。 職員の公金横領、外交とは無縁の大臣による“破壊活動”、そして、ヤクザそのものの国会議員による介入と、外務省幹部らの黙過、追従――先頃発足した「(外務省を)変え…

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【ブックハンティング】 イスラエル―パレスチナの迷路を読み解く

 イスラエルとパレスチナの衝突は激化の一途を辿っている。この問題に関する議論は、どちらかの立場に肩入れして「代理戦争」の様相を呈することが多いが、どちらが悪いと単純に決められるのであれば、問題はとっくに解決してしまっているはずだ。 交渉の難関となっているのは、(1)占領地のユダヤ人入植地、(2)パ…

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ペンタゴンにつくられた秘密の情報分析チーム

 十月二十四日の米国防総省記者会見。真っ先に手を挙げた記者が、その日のニューヨーク・タイムズ紙の特ダネ記事についてラムズフェルド国防長官に質問した。昨年九月十一日の米中枢同時多発テロ後、ペンタゴンの中に秘密の情報分析チームが設置されていたことが分かった、というスクープだ。「一体、このチームは何をし…

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CIA長官の行き過ぎた「情報クッキング」

「情報のクッキング」という言葉が、一九八〇年代から、情報の世界でよく使われる。情報の調理、つまり政治的目的に合わせて情報を利用すること、時には歪曲することを意味する場合もある。 ブッシュ米政権が米国民の圧倒的支持を得てイラク戦争に勝利した舞台裏で、実は、情報のクッキングが行なわれていた。 ブッシュ…

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「大国イラン」変貌の余波を凝視せよ

 初代のホメイニに匹敵するだけのカリスマをもちえない最高指導者ハメネイにとって、バランスの維持だけがイランの革命体制の持続を保証するものと映っていたのだろう。二〇〇五年の大統領選挙に続いて今回もアフマディネジャドの支援に回ったのも、それが理由のはずだ。なぜならラフサンジャニとハタミという二代続いた…

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「途方にくれた個人」を描いたナチス現象への診断書

『自由からの逃走』エーリッヒ・フロム著/日高六郎訳東京創元社 1951年刊 エーリッヒ・フロムは一九四一年、四十一歳で『自由からの逃走』を世に問うた。その七年前、ユダヤ人である彼はナチスが政権掌握した祖国を避けて、フランクフルトからスイス経由で米国に亡命していた。米国で本書が出版されたとき、欧州で…

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